2016年9月18日日曜日

ネットワークスペシャリストの勉強メモ6

9/11(日)のアイテックのネットワークスペシャリスト模擬試験の復習です。

午後1と午後2に関しては、合格ラインに達しているかどうか微妙な状況です。

IEEE802.3at(PoE Plus):IEEE802.3af(PoE)の拡張版。PoE Plusに用いるケーブルには、カテゴリ5e以上の性能が要求される。
・クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF;Cross Site Request Forgery):Webブラウザから偽装したHTTPリクエストメッセージを送信させてWebサーバを操作する攻撃。
・フォールスポジティブ:正しい通信を攻撃と誤判定する事象。
・クライアントとWebサーバ間で確立したコネクションをRSTパケットによって切断するには、クライアントから送信したように見せかけたRSTパケットをWAFからWebサーバに送信する。
・PPTP(Point-to-Point Tunneling Protocol):PPP(Point-to-Point Protocol)フレームのカプセル化にGRE(Generic Routing Encapsulation)を用いるもの。
・L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol):PPTPとL2F(Layer 2 Forwarding)を統合したプロトコル。L2TP自体には暗号化の機能がないため、セキュアなVPN通信を行うためにIPSecと組み合わせたL2TP/IPSec(L2TP over IPSec)として使用されることが多い。この場合、PPPフレームはL2TPヘッダ、UDPヘッダ、ESPヘッダ、そして最後にトンネルIPヘッダでカプセル化される。
・GREやESP(Encapsulating Security Payload)によってカプセル化されたパケットでは、GREやESPがポート番号を持たないことから、NAPTを超えることができないという問題がある。そこで、ルータではVPNパススルー機能を有効にして、ポート番号の変換を行わずに、IPアドレスとGREヘッダ内のコールID、あるいは、ESPヘッダ内のSPI(Security Parameter Index)との組み合わせでVPN通信を識別する。
・ポリシーベースルーティング(Policy-Based Routing;PBR):送信元のIPアドレスも指定したルーティング設定。送信元を指定することによって、許可する通信を必要最小限に制限できるメリットがある。ポリシーベースルーティングでは、送信元のIPアドレス範囲以外にも、プロトコル種別や送信元や宛先のポート番号によって、異なるネクストホップルータやパケット送出先インタフェースを定義することも可能になる。
・全てのスイッチがOF方式に対応しているのであれば、VLAN IDやMACアドレスに重複があったとしても、受信物理ポートの違いによって制御できる。
・OF方式の特徴は、全てのOFSをOFCで一元管理できることである。新たなOFSの設定はOFCに対して設定を行うことで対応可能である。例えば遠隔地のOFSをメンテナンスする場合でも、ある程度OFCからの対応が可能である。
プロトコル IEEE802.11a IEEE802.11g IEEE802.11n IEEE802.11ac
利用周波数帯 5GHz帯 2.4GHz帯 2.4GHz帯
5GHz帯
5GHz帯
変調方式 64QAM 64QAM 64QAM 256QAM
チャンネルボンディング 不可 不可
チャンネル帯域幅 20MHz 20MHz 最大40MHz 最大160MHz
MIMO 不可 不可
空間ストリーム数 1 1 最大4 最大8
最大スループット 54Mbps 54Mbps 最大600Mbps 最大6.93Gbps
・IEEE802.11acのWave2仕様では、IEEE802.11nのSU-MIMO(Single User MIMO)機能に代わって、MU-MIMO(Multi User MIMO)機能に対応している。
・5GHz帯は、5.2GHz帯、5.3GHz帯、5.6GHz帯という3つの周波数帯に分かれており、5.3GHz帯と5.6GHz帯は気象レーダなどと同じ周波数帯を使用する。
・無線LANで使用するためには、気象レーダからの電波を検知すると、DFS(Dynamic Frequency Change)と呼ばれる機能によって、別のチャネルに切り替えることが必要となる。なお、電波干渉を回避するために、TPC(Transmit Power Control)と呼ばれることによって、無線の出力を低減させる仕組みも備わっている。
WPA(Wi-Fi Protected Access)ではTKIP(Temporal Key Integrity Protocol)、WPA2ではCCMP(Counter Mode with CBC-MAC Protocol)という暗号化プロトコルを使用して暗号化用のセッション鍵を動的に変更できるようにしている。
2.4GHz帯のISMバンド(Industry-Science-Medical Bands)は、産業、科学、医療用の機器に割り当てられている周波数帯である。これらの機器が無線LANと同じ周波数帯を用いていた場合、電波の干渉によって通信が不安定になったり、パフォーマンスが大きく低下したりする可能性がある。機器の例としては、電子レンジやマイクロ波加熱装置などがある。
・WEPにおけるICV(Integrity Check Value)は、CRC32というアルゴリズムを使用してチェックサムを計算するだけなので、WEPキーなどの秘密の情報を知らなくても計算することができる。そのため、第三者がデータを改ざんし、改ざんしたデータに対してICVを再計算して付与することができてしまう。
・WPAやWPA2では、秘密の暗号鍵を用いてMIC(Message Integrity Code)、あるいは、MAC(Message Authentication Code)を計算するため、第三者がデータを改ざんしても、MICやMACを再計算することができないので、改ざんを検知することができる。
・TKIPやCCMPでは、フレームにシーケンス番号を含めて、受信済みの値よりも小さかった場合は、リプレイ攻撃(再使用攻撃/再送攻撃)の疑いがあるとしてフレームを破棄する。
・TLSやIPSecなどのセキュアプロトコルでも、同様にシーケンス番号によるリプレイ攻撃への対策機能を提供している。
PSK(Pre-Shared Key)は各家庭などにおいて個人的に利用するためのモードであり、企業向けでの利用は想定していない。それは、全てのユーザーに対して同じPSKを設定する必要があり、利用者や端末を特定する方式ではないからである。
電波は、低周波ほど遠くまで到達し、高周波は遠くまで到達しないという性質を持つ。また、低周波ほど障害物を回り込んで到達し、高周波は直進性が高く、障害物による減衰も大きいために、回り込みにくいという性質がある。
マルチホップ通信では、RPL(IPv6 Routing Protocol for Low Power and Lossy Network)などの経路制御プログラムを使用して、他の920MHz帯無線機を経由して通信をすることが可能である。これによって、スマートメータなどの広い範囲で設置されているセンサと直接通信可能な範囲に親機を設置する必要がなく、親機の数を減らすことができるというメリットがある。

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