2016年10月10日月曜日

ネットワークスペシャリストの勉強メモ17

2016 徹底解説 ネットワークスペシャリスト 本試験問題 」の特典で、2012年の過去問のダウンロードができるようになっているので、午後問題だけやってみました。

午後1問1は、既に見たことのある問題で、8割ほどの正答率でした。
基本的に一通り理解はできていて、後は解答の書き方の問題で部分点という感じです。 設問3(2)は、答え難い問題です。SLB-M間の通信によって起きた影響なので、機器の負荷に着目して解答しまいまいしたが、「インターネット接続回線の帯域圧迫」が正解とのことです。
設問3(3)は、別解の余地がいろいろあるのではないかとも思います。セッションの継続時間が長ければ、サーバ側で長時間処理を行っていると推測できますし、LB側でサーバのCPU稼働率などを知る手段があれば、サーバの実際の負荷状況を確認した上で分散することもできると思われます。

午後1問2も、見覚えのある問題で、ほぼ正解でした。
しかしながら、設問1の穴埋め問題は、PoEの規格のIEEE802の小数点の部分の数字が何だったのか迷いました。無線LANも含めて、規格の名前は本番前に再度復習が必要ですね。
設問3(2)は、BC内のAPだけでなく、本社のAPの通信も考慮に入れると、WLCとL3SW1の間ではなく、「広域イーサ網の帯域」がボトルネックになりますね。今回、唯一間違えた問題でした。
・IEEE802.11nのmixed modeでは、フレームの先頭にIEEE802.11gと同じプリアンブルを付加して通信のタイミングを取り、同時利用を可能にしている。
・Webアプリケーションがブラウザに送るURLに、パラメタを埋め込む方法は、一般にURLリライティングと呼ばれている。
・フレームアグリゲーションを行うと、一つの無線フレームの大きさが通常の無線フレームよりも長くなる。その結果、無線チャネルの占有時間が長くなるため、他の通信は、その無線チャネルが開放されるまで通信を待たされる。
午後1問3も、やったことのある問題でしたが、正解率は6割程度でした。要復習な内容です。
設問1のイは、現時点では600Mbpsが出ているので、既に古くなってしまった設問ですね。
設問2(3)は、ファイルサーバとSWの間はすぐにわかりましたが、SWとAPの間は、APがたくさんあることを考慮してしまったので、解答できませんでした。
設問3(2)は、普通に考えればRPサーバですが、その場合、外部からのWebアクセスには対応できないと考えて、FWと解答してしまいました。図をよく見ると、Webサーバは社内ネットワークに置かれていて、社外からのアクセスはありません。したがって、RPサーバで十分ということになりますね。ケアレスミスです。
設問3(4)は、SIDを予測困難なものにするという観点で解答してしまいました。正解は、「非SSLの状態からSSLを利用する際は、SIDを振り直す」でした。

午後2問1は、2回目の解答で7割の正解率でした。
初見の時にFCの話やフレームのフォーマット等が出てきたときにはゲンナリしましたが、問題文をしっかり読み込めば専門知識がなくても解答できる良問だと思います。OpenFlowの時もそうでしたが、新技術を扱う問題の方が難易度は低めかもしれないので、本番の時にも恐れずチャレンジしてみる方が良いかもしれません。
設問2(2)は、HCの値が減産され、0になると廃棄されてしまうので、最大ホップ+1と考えてしまいましたが、減産されるのはあくまでRBを通過する時点なので、目的RBに到達すれば、その時点で0になっても問題はなく、最大ホップ数と同じ値で良いということになりますね。
設問2(3)は、ファブリックポートの方は毎回宛先が変わるので、MACアドレスを学習するのはエッジポートに決まっていると最初に思いつきましたが、複数のVLANのパケットが流れること等を考え過ぎて、ファブブリックポートと解答してしまいました。
設問2(6)は、「隣接宛先RBのMACアドレス」と解答してしまいました。隣のRBのMACアドレスは、わざわざ各RBのMACアドレステーブルを集めて共通のMACアドレステーブルを作る必要がないので、最終的な宛先となる「ファブリックの出口RB名」が正解でした。
設問3(1)は、最終的な宛先になる「FCoEストレージ」と解答してしまいました。そもそも、イーサネットフレームはIPパケットと違ってエンドツーエンドではないので、最終目的地のMACアドレスはわかりません。最も近い距離のNICを持つ装置を解答すべきでした。「ログインしたFCF」という表現を導き出すのは少々難しいですが、問題文をしっかり読めば解答できなくはない問題でした。

午後2問2は、2回目の解答で8割強の正解率でした。
STP、IPv6ともに基礎知識はほぼ問題ありませんでしたが、記述式の解答はポイントを抑えないと減点されてしまいますので、2012年の午後2としては、問1を選んでおいた方がリスクは少なそうです。
設問3(3)は、しょうもない計算ミスでIPv6形式に変換した後のアドレスを間違えてしまいました。IPv4の形式で書いても間違いではないようなので、本番でもし出たら、無理にIPv6の形式にしなくても良さそうです。
設問4(1)は、BPDUが受信できなくなったという観点で解答をしてしまいました。そうではなく、「MACアドレステーブルがクリアされたから」というのが正解でした。確かにその通りですが、当たり前過ぎて逆に解答が難しい設問です。
設問5(2)は、設置場所と配線が詳細設計の項目に列挙されていたので、具体的な機器名を結びつけて解答しましたが、正解では、「機器への詳細な設定情報」のようになっていました。部分点はもらえると思いますが、「設計書の項目名」という観点では、一般名を書いておくべきかもしれません。
設問3(3)は、逆に、方式設計とのことなので、「サーバのアクティブLANポート」という粒度ではなく、通信経路の制御方法、ポートの優先度の設定規則、というような観点で解答してしまいました。このあたりはサジ加減が難しいですね。

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